2019年3月のSMBC日興証券の一般信用売り参入に伴い、株主優待クロスの取引タイミングが激変する中、楽天証券の一般信用取引(無制限)金利引き下げが発表されています。
金利引下げ内容
楽天証券が発表した内容は以下の通りです。買方金利:3.09% → 2.8%
買方金利(優遇):2.9% → 2.1%
貸株料:2.0% → 1.1%
「優遇」と記載があるのは「楽天大口」優遇とは条件が異なりますので、一般人である私達の買方金利は2.8%となりそうです。5億なんて無理でしょ~><
他社との金利比較
楽天証券のホームページには主要ネット証券との比較が掲載されています。SMBC日興証券の金利は掲載されておりませんが、今回の値下げはSMBCに対する対抗措置とみてよいと思います。
SMBC日興証券の信用取引の金利は以下の通りです。
楽天証券とSMBC日興証券の金利比較
それでは2社の金利を比較してみましょう。1.買方金利
・楽天証券:2.8%
・SMBC日興証券:2.5%
単純に見ると買方金利については、SMBCの方が安いです。
しかし、楽天証券には一般信用取引「いちにち信用」があります。「いちにち信用」の買方金利は1.9%です。さらに売買代金が100万以上であれば買方金利が無料となります。
また、「現物を確保する費用はどちらがお得なのか?」を考える場合には「信用買い」する際の信用取引手数料を考慮する必要があります。
SMBCの信用取引手数料は無料です。楽天大口優遇を受けている方なら同じく信用取引手数料は無料となりますが、優遇を受けられていない方は信用取引手数料がかかりますので注意が必要です。
それぞれの環境で状況が異なると思われますのでしっかりと確認しましょう。
2.貸株料
・楽天証券:1.1%
・SMBC日興証券:1.4%
こちらも「費用はどちらがお得なのか?」考える場合には「信用売り」をする際の信用取引手数料を考慮する必要があります。
全体を通して
今回の値下げは買方金利よりも貸株料の値下げのほうがインパクトが強いと思われます。これまでは楽天の貸株料が高かっため早期のクロスに使うのは不向きでした。そのため早期にクロスしたいと考える人は、今年の3月まではカブドットコム証券で、3月以降はSMBCを加えた2社を使用していたと思います。今回、楽天証券が3社目として名乗りを上げたことになります。
ますます、さらに早期のクロスが進むと思われます。クロス費用も高騰していくのでしょうか?
また、楽天短期14日の在庫はどうなっていくのでしょうか?無期限の方に在庫を奪われてほとんど在庫なしになってしまうのではないでしょうか?
どんどん環境が悪化しているような気がしています…。
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【参考】ぴろりんのクロス取引履歴です!
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